ある日、父から留守番電話が入っていました。
「母が救急搬送された」
その言葉を聞いて、慌てて父に電話をかけ直しました。
母は、何度も嘔吐して動けない状態になっていたそうです。
激しい腹痛もあり、嘔吐や下痢もしていました。
実は母は、以前から無理をすると体調を崩すことがありました。
いろいろなことを引き受けてしまって、無理が重なると、頭が真っ白になって気分が悪くなり、嘔吐や下痢をすることもあったそうです。
今回も、母本人は「30分もすれば治るだろう」と思っていたようです。
ところが、仕事の時間になっても治らない。
それどころか、どんどん悪化していきました。
そこで父に救急車を呼んでもらったそうです。
救急車が来ても、搬送先の病院が決まるまでに1時間ほどかかったと聞きました。
ようやく病院に運ばれ、血液検査、エコー、CTなどの検査を受け、点滴もしてもらいました。
幸い入院にはならず、血液検査の結果を見たうえで薬を処方してもらい、帰宅することになりました。
診断は胃腸炎でした。
その後、母は2日間、妹の家でお世話になってから自宅へ戻りました。
「これで少しゆっくりするかな」と思っていたのですが……
なんと、帰宅した翌日には仕事へ。
それを聞いた父には、当然のように叱られていました。
次の週には初盆があり、1週間まるごと仕事を休む予定だった母。
だから、その前にできることをやっておこうと思ったのかもしれません。
でも、私は思いました。
そこまで頑張らなくてもいいんじゃないかな、と。
母はもともと、そんなに無理がきく体ではありません。
それなのに、いろいろなことを引き受けてしまう。
今回も、結果的に救急車を呼ぶことになり、家族が心配し、妹も2日間お世話をすることになりました。
母を責めたいわけではありません。
ただ、自分の体力を考えて、できる範囲のことだけにしないと、逆に周りに心配や迷惑をかけてしまうこともあるんだよ、と伝えました。
そして今回のことで、私自身もいろいろ考えました。
「母はまた無理をしたんだな」
「もう若くないんだから、無理しないでほしい」
そして、
「私も親のことを考えないといけない年齢なんだな」
ということ。
40代になって、自分の体力のことを考えるようになったけれど、親も同じように年齢を重ねています。
親だから大丈夫。
まだ元気だから大丈夫。
そう思ってしまうけれど、親も無理をすれば倒れる。
今回、それを身近で感じました。
頑張ることも大切だけど、頑張りすぎないことも大切。
自分の体力と相談しながら、できることをできる範囲で。
これは母だけじゃなく、私自身にも言えることなのかもしれません。


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